2011/10/25
香港不動産たたき売り、中国の経営者失踪相次ぐ焦りの温州投資家 新たな債務危機懸念、香港の不動産市場で中国本土の投資家による物件売却が相次いで伝わっている。世界中に流れ出ていた中国のホットマネーは、国内で高まる新たな金融危機を背景に逆流する兆しを見せ始めた。
高利貸の金利は高いもので年利100%を超える。世界的な景気低迷で経営環境に逆風が強まるなか、借り手である企業の資金繰りが悪化すれば、大きな債務危機に発展しかねない。毎日経済新聞が引用した仏系証券会社CLSAのリポートによると、温州市の民間融資の未償還残高は8000億~1兆元(約9兆6000億~12兆円)に達しており、うち10~15%が年内に不良債権化する見通しという。借金返済に窮した企業経営者の失踪も9月以降に急増するなど、同市では債務危機勃発の兆候が出始めた。


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