2008/02/20
香港・住宅賃貸料世界1位!
香港の経済好調により好景気を維持している中、アジアの金融中心都市として各国から香港へ外資系会社が続々と進出してきている。それに伴い住宅賃貸料が上昇してきている。米国雑誌「Forbes」によると世界で住宅賃貸料の最も高い主要都市トップ10の中で香港がダントツの1位となっており平均月額賃貸料が50,000香港ドルと、2位の東京より56%近くも上回る結果となった。


前年度より30%の年間上昇率

「Mercer Human Resource Consulting」の報告によると、内装無しの通常の2部屋マンションを基準としてみた香港の昨年度平均月額賃貸料は6,398米ドル(49,904香港ドル)で、世界的に最も賃貸料の高い都市となっている。2006年度の平均月額賃貸料4,898米ドル(38,204香港ドル)からすると30%の年間上昇率を見せている。また同タイプの部屋を基準とする東京の平均月額賃貸料は4,102米ドル(31,996香港ドル)で、香港に比べると約56%安い結果となった。

香港の賃貸料上昇の原因は、香港政府の住宅に対する優遇税制措置実施や、企業に対する優遇税制が有利に働き、各国から多くの人材が香港に流入してきた結果賃貸料が押し上げられていると同報告は指摘している。


世界で住宅賃貸料の最も高い主要都市トップ10の中にはアジアが5都市も占めている。尚ベストトップ10は次の通りである。
1.香港(中国)HK$49,904 2.東京(日本)HK$31,996 3.モスクワ(ロシア)HK$31,200 4.NY(アメリカ)HK$31,200 5.ロンドン(英国)HK$30,334 6.ソウル(韓国)HK$26,715 7.ジュネーブ(スイス)HK$22,152 8.北京(中国)HK$22,152 9.パリ(フランス)HK$20,545 10.大阪(日本)HK$19,999
(「Forbes」より。)